【10月4日 CNS】中国の建国記念日(国慶節、10月1日)の前日の9月30日、広州市(Guangzhou)の長隆野生動物世界(Chimelong Safari Park)のジャイアントパンダ「梅清(Mei Qing)」が赤ちゃんを無事に出産した。赤ちゃんは「国慶(Guo Qing)」と名付けられた。

【関連記事】今年生まれの赤ちゃんパンダ7頭をお披露目 中国・四川省

 梅清は今年5月、お父さんの「紳威(Shen Wei)」と自然に交尾し、妊娠に成功。約5か月後の9月30日午後1時50分に無事、赤ちゃんが誕生した。

 梅清は有名なお母さんパンダだ。2013年7月31日に中国華南地区で初めての子どもとなる「隆隆(Long Long)」を出産し、2016年10月9日には双子の「親親(Qin Qin)」「愛愛(Ai Ai)」を産んだ。

 飼育員によると、梅清は母性が強く、非常に用心深い性格だという。出産後は「国慶」を抱っこしているため、性別はまだ分からない。飼育員チームは24時間交代で見守っている。

 長隆野生動物世界は、世界で唯一の三つ子のパンダが誕生し、6年間で10頭を繁殖させるといった「奇跡を生み出す動物園」として知られ、「パンダの楽園」と呼ばれている。動物園を運営する広東長隆グループは「今後も国のパンダ繁殖計画に協力し、国家保護級動物の生育を支援したい」とコメントしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News