【10月4日 AFP】8月末に行われたフォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)第9戦ベルギーのクラッシュで負傷したファン・マヌエル・コレア(Juan Manuel Correa)が3日、17時間に及ぶ手術を受けたことを明かした。

 20歳のコレアは、英ロンドン市内の病院で先月29日に手術を受け、関係者によれば、手術は「成功した」。今後もロンドンの病院にとどまる予定で、「2週間後に比較的単純な」手術を再び受けるという。

 コレアはF2の主催者が公表したコメント文で「非常にタフな数週間を送っている。身体的にも、精神的にも、これより大変な経験はしたことがない」「いまだ右脚が不透明な状態であることを含め、両脚の予後については理解している。長く複雑なリハビリになることも分かっている」「まだ、これまでに起きたこと、そして現在進行形で起きていることを処理している最中だ」と述べた。

 8月31日にスパ・フランコルシャン(Spa-Francorchamps)で開催されたレースでのクラッシュで、コレアは両脚と脊柱を骨折するなどし、人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれていた。

 時速270キロで走行していたコレアと激突した22歳のアントワーヌ・ユベール(Anthoine Hubert)選手は、レースから1時間半後に帰らぬ人となった。(c)AFP