【10月5日 AFP】オーストリア南部で1日、28歳の男が元妻(27)に小包爆弾を送り付けて殺害しようとする事件が起きた。爆弾は元妻の目の前で爆発し、元妻は重いやけどを負った。警察が3日、明らかにした。

 事件があったのは、南部ケルンテン(Carinthia)州のグッタリンク(Guttaring)。

 警察によると、軍隊経験のある男は元妻を殺害する目的で小包爆弾を製造。やはり元兵士だった共犯者が爆弾を元妻のアパートの前に置き、玄関のベルを鳴らして走り去った。元妻が爆弾を持ち上げたところ、近くに隠れていた男が遠隔操作で起爆した。

 元妻は全身の40%にII度とIII度のやけどを負って病院に搬送され、すでに2度の手術を受けたという。

 男は犯行当日の1日に、共犯者は3日に逮捕された。2人とも犯行を認めているという。(c)AFP