【10月4日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2019)に出場している元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は3日、有力選手が空席の前でプレーしなければならない状況に失望していると話した。

 北京で開催されている中国オープンでは、ビッグマッチでもメインアリーナの空席は埋まっていない。2日に準々決勝進出を決めたマレーは、「トーナメントが進むにつれ、週末に向けて客足は良くなる傾向があると思う」「この数日、雰囲気という点では期待外れだった」と話した。 

 四大大会(グランドスラム)通算3勝の32歳は、大会全体については満足しているとしたものの、「不満になるのかは分からないが、よりたくさんの観客、より良い雰囲気でプレーしたい」「普通は週が進むにつれてそうなるのだけど」と付け加えた。

 マレーのコメントを受けてAFPは中国オープン側に接触したが、主催者からのコメントは得られていない。

 男子プロテニス協会(ATP)の幹部は先週、初開催となった珠海選手権(Zhuhai Championships 2019)の場で、中国から「トップ」選手が生まれない限り、同国の大会数を増やしたり、大会の格上げをしたりすることはないと話していた。(c)AFP