【10月4日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2019)は3日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第4シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)はアリソン・リスケ(Alison Riske、米国)に6-4、6-0で勝利し、準々決勝進出を決めた。

 東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2019)で優勝したばかりの大坂は、10ゲーム連取で試合を締めくくり、今大会ここまでの3試合すべてでストレート勝ちを収めるなど好調を維持している。

 試合後、日本と中国での大会で良い結果を収められている秘訣(ひけつ)について問われた大坂は、「リラックスできているけど、ちょっと怒っている」とコメント。「リラックスしようと言い聞かせると、3セットになってしまう」と言う大坂は、「ここでは見ての通り『怒った』ような状態。だからストレートで勝てる」と付け加えた。

 また、全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)女王で第5シードのビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)は、ジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)を6-1、6-3で下し、4日の準々決勝で大坂と対戦することになった。

 68分で予選勝者のブレイディを退け、これで16連勝としたアンドレスクは、初対戦となる大坂のプレースタイルはセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に似ている部分があると述べ、最大級の賛辞を送った。

「彼女が攻撃的な選手であることは知っている。セレーナに似た特徴もある」「サーブとストロークが強力で、動きもとても良い」と話したアンドレスクは、「信じられない活躍をしている。特に、あれだけ若いことを考えればね」「年齢が近い選手とまた試合ができるのは良いこと」「私と彼女は同じ世代のようなもの。とても楽しみ」と続けた。

 他の試合では、前年女王で第16シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)もカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)を7-5、6-4で下し、準々決勝でダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)とぶつかることになった。

 4日の準々決勝では他に、第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)と第7シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が、第3シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と第8シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)がそれぞれ対戦する。(c)AFP/Peter STEBBINGS