【10月4日 CNS】「2019四川国際航空航天展覧会(Sichuan International Aviation & Aerospace Exhibition 2019)」が中国・四川省(Sichuan)広漢市(Guanghan)で9月29日開幕した。この展覧会で、ある企業が中国では初めての「シェア飛行機プラン」を提案、議論が熱く盛り上がった。

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 この提案を行った四川泛美通用航空集団は、シェア飛行機プランの対象機種として、米国パイパーエアクラフト社(Piper Aircraft)製の、翼と着陸脚が固定式の小型飛行機パイパーアーチャー「PA-28-181 Piper Archer」を展示した。この展示は多くの来場客から注目され、多くの質問を受けた。

 この機種の中国での販売価格は300万元台(約4500万円台)。同集団傘下の四川泛美航空科技の李章軍(Li Zhangjun)董事長は「信用データが良好な企業や個人に対し、特別優遇ローン提供の用意がある。頭金1万元(約15万円)で自家用機を持つ夢がかなう。この飛行機の価格はハイクラスで豪華な乗用車1台と大差ない金額だ。国内には容易に自家用機購入にお金を使える富裕層は多くいる」と語る。

 同社は2018年2月、パイパーエアクラフト社に252機を発注し、同時にパイパー社の大中華圏の独占的提携商になった。

「泛美通用航空集団は今後、もっと多くの機種をシェア飛行機用に投入し、異なる階層の顧客のニーズに応えていく」と李董事長は今後の計画を示した。(c)CNS/JCM/AFPBB News