【10月3日 Xinhua News】中国四川農業大学(Sichuan Agricultural University)は1日、同省巴中市(Bazhong)にある原種青峪(せいよく)豚飼育場で9月29日に、青峪豚の体細胞クローン胚移植技術により妊娠した母豚4頭が原種青峪豚23頭を出産、子豚の健康状態は良好だと明らかにした。

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「巴中土猪」とも呼ばれる青峪豚は、四川省のブランド豚で、同省の「畜禽遺伝資源保護リスト」に掲載されている。

 地元の豚の遺伝資源をアフリカ豚コレラの脅威から守り、保護と生体回復を促すため、四川農業大学動物科学技術学院の朱砺(Zhu Li)教授のグループは巴中市巴山牧業股份有限公司と提携して、2019年3月から共同で青峪豚の体細胞クローン実験を行ってきた。5月にクローン胚を培養、6月に4頭の母豚への胚移植に成功した。(c)Xinhua News/AFPBB News