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【10月3日 AFP】(更新)米北東部コネティカット州のブラッドリー国際空港(Bradley International Airport)で2日、乗客乗員13人を乗せた第2次世界大戦(World War II)時のB17爆撃機が着陸に失敗して空港施設に衝突し、少なくとも7人が死亡、9人が負傷した。地元メディアが伝えた。

 米航空大手ボーイング(Boeing)製のB17爆撃機は戦時中、対日・対独戦線で米空軍が使用した機体。当局によると、事故機は航空ファン向けにビンテージ航空機の搭乗ツアーなどを提供する民間団体「コリングス財団(Collings Foundation)」が所有・運航していた。

 事故が起きたのは午前10時(日本時間午後11時)ごろ。州空港当局者によると、午前9時45分に離陸した後、機体の高度が上がらず、10分後に操縦士がトラブル発生を管制塔に連絡した。着陸時にコントロールを失い、除雪氷施設と整備施設に衝突したという。

 地元メディアは当局者の話として、負傷者9人のうち3人は地上スタッフだと報じた。

 負傷者6人を収容した病院はAFPの取材に、3人が重体だとしている。

 事故原因はまだ分かっていないが、複数のメディアが報じたコックピット内の会話記録によると、操縦士はエンジントラブルを理由に緊急着陸の許可を管制塔に要請していた。

 映像は米CBSテレビが2日撮影・提供。(c)AFP