【10月3日 AFP】第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)は2日、各種目の決勝が行われ、ディナ・アッシャースミス(Dina Asher-Smith)が女子200メートルを制し、英国女子選手として世界陸上の短距離種目で初のタイトルを獲得した。

 100メートルで銀メダルに輝いた23歳のアッシャースミスは、けが人や棄権で盛り上がりを欠いたレースで21秒88を記録し、金メダルを獲得。世界陸上の女子100メートルと200メートルで金メダルが一個もなかった英国女子の悲願を36年越しに達成した。

 米国のブリタニー・ブラウン(Brittany Brown)が22秒22で銀メダル、スイスのムジンガ・カンブンジ(Mujinga Kambundji)が22秒51で銅メダルだった。

 劇的な展開となった男子110メートルハードルでは、スタートで先頭に立った米国のグラント・ホロウェイ(Grant Holloway)が13秒10で金メダルを手にした。

 リオデジャネイロ五輪の金メダリストで現世界王者のオマー・マクリオド(Omar McLeod、ジャマイカ)はホロウェイに迫ったが、最後のハードルで転倒してメダルを逃した。

 ロシア出身の2015年大会王者セルゲイ・シュベンコフ(Sergey Shubenkov)が13秒15で銀メダル、フランスのパスカル・マルティノ・ラガルド(Pascal Martinot-Lagarde)が13秒18で銅メダルを獲得した。

 男子ハンマー投げでは、ポーランドのパベウ・ファイデク(Pawel Fajdek)が4投目で80メートル50を記録して4連覇を成し遂げた。

 2位は78メートル19を記録したフランスのクエンティン・ビゴ(Quentin Bigot)、3位は78メートル18を記録したハンガリーのベンツェ・ハラース(Bence Halasz)だった。(c)AFP/Rob Woollard