【10月2日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は2日、プールCの試合が行われ、フランスは終盤に3連続トライを決めて33-9で米国に勝利し、プール2連勝を飾った。

 フランスは試合残り13分まで12-9とわずかに3点のリードだったが、そこからガエル・フィクー(Gael Fickou)、バティスト・セラン(Baptiste Serin)、ジェファーソン・ポワロ(Jefferson Poirot)が立て続けにトライを決め、「死の組」プールCで重要なボーナスポイントを格下相手にしっかり獲得した。

 息をのむ華麗なプレーもありながら、ハンドリングエラーも多いという、フランス代表を追っている人なら見慣れた不安定な試合がこの日も繰り広げられたが、それでもチームはボーナスポイントを獲得し、プール突破を争う宿敵イングランドにプレッシャーをかけることに成功している。イングランドは5日に強豪アルゼンチンと対戦する。

 試合のマンオブザマッチに選出されたカミーユ・ロペス(Camille Lopez)は、「すごく難しい試合だったが、重要なのはボーナスポイントを取って勝ったことだ」と話した。

 一方、米国主将のブレイン・スカリー(Blaine Scully)は、W杯で3回決勝に進出しているフランスと終盤まで競り合えたことを喜び、「これこそ僕たちが求めていた舞台。世界最高の大会で、最高峰のチーム相手に自分たちを試す機会を望んでいた」「慈悲を求めてなどいないし、容赦してくれるとは思っていない」とコメントした。

 フランスはこの後、6日に身体能力に定評のあるトンガと対戦し、12日に横浜でイングランドとの「大一番」に臨む。この試合の勝者がプールを首位で通過し、準々決勝でオーストラリアと当たる可能性が高い。(c)AFP