【10月2日 AFP】19MLBは1日、ナ・リーグのワイルドカードゲームが行われ、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)は8回にフアン・ソト(Juan Soto)が満塁の走者を一掃する適時打を放ち、ミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)を4-3で逆転で下して地区シリーズ進出を決めた。

 ナショナルズは1-3とリードされて8回を迎えたが、ブリュワーズのクローザー、ジョシュ・ヘーダー(Josh Hader)から死球とバットを折りながらの安打、そして四球で満塁とすると、ソトが放った安打がブリュワーズのルーキー外野手、トレント・グリシャム(Trent Grisham)の失策を誘い、2点差をひっくり返した。

 これでナショナルズは、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)との地区シリーズ(5回戦制)に進出することが決定。第1戦は敵地ドジャースタジアム(Dodger Stadium)で3日に行われる。

 序盤、ブルワーズはヤスマニ・グランダル(Yasmani Grandal)とエリック・テムズ(Eric Thames)が本塁打を放ち、ナショナルズ先発のマックス・シャーザー(Max Scherzer)を苦しめた。シャーザーはその後、立ち直って5回まで続投。レギュラーシーズンの直近23試合で18勝を挙げていたブルワーズにとって、この敗戦は大きな打撃となった。

 リリーフ登板したナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)は3回を投げて被安打2、4奪三振、無四球、無失点の好投を見せて勝ち投手となり、9回をしっかりと抑えたダニエル・ハドソン(Daniel Hudson)がセーブを記録した。(c)AFP