【10月1日 AFP】(更新)フィンランド東部のクオピオ(Kuopio)にある職業学校で襲撃事件が発生し、1人が死亡、10人が負傷した。警察が1日、発表した。地元メディアは、刀剣を持った若い男が教室に飛び込んできたという目撃証言を伝えている。

 警察によると、身柄を拘束されているこの容疑者も、負傷者の中に含まれているという。

 警察当局は「警官らが火器を使用した。警察が犯人1人を拘束し、負傷者は搬送された」と発表した。

 事件は1日朝、サボ職業学校(Savo Vocational College)で発生。

 ある目撃者は地元紙に対し、容疑者が「刀で女子学生の首を打ち付け、腹部を刺した」と述べ、「小型の発火物のようなもの」にも点火したと語っている。

 また同校の向かいにある自動車修理工場で働く女性は通信社STTに対し、学生らは凶器を「長い刀」だったと表現しており、容疑者が「教室内でその刀を振り回し始めた」と話していたと明かしている。

 警察は、負傷者のうち2人が重傷だとしている。(c)AFP