【10月1日 AFP】ラグビーアイルランド代表のジョー・シュミット(Joe Schmidt)ヘッドコーチ(HC)は1日、3日に控えるW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のロシア戦に向けた先発に、2018年の世界最優秀選手に選出されたSOジョニー・セクストン(Johnny Sexton)を復帰させた。

 34歳の司令塔セクストンは、アイルランドが27-3でスコットランドを下した大会初戦で太ももを痛め、先月28日に行われた日本戦を欠場した。チームはこの試合で12-19のまさかの敗戦を喫し、プールAは大混戦となっている。

 今大会を最後にアイルランドの指揮官を退くシュミットHCは、5日間でチームを立て直す中で日本戦から11人を入れ替え、その中の一人にブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)のスター選手であるセクストンを選び、主将に指名した。

 神戸市の御崎公園球技場(Kobe City Misaki Park Stadium)の屋根が閉じられて湿気が高い中で行われるロシア戦には、故障したジャック・コナン(Jack Conan)の代替要員として日本に到着したばかりのジョーディー・マーフィー(Jordi Murphy)が、いきなりナンバー8として先発起用される。

 一方、センターのギャリー・リングローズ(Garry Ringrose)とFLピーター・オマホニー(Peter O'Mahony)は、11日間で3度目の先発出場を果たすことになっている。

 アイルランドは残りのロシア戦とサモア戦で連勝するだけでなく、いずれもボーナスポイントを獲得した上で準々決勝に進出する二つのうち一つの椅子の確保を目指す。(c)AFP