【10月1日 AFP】米下院の民主党指導部は9月30日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の弾劾に向けた正式な調査の一環として、大統領の個人弁護士ルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)氏に対し、ウクライナ関連の文書の提出を求める召喚状を出した。

 下院情報特別委員会のアダム・シフ(Adam Schiff)委員長は、調査を担う他の2委員会の委員長と連名の書簡で「われわれは下院の弾劾調査のためここに召喚状を送付し、添付の別表に記した文書を2019年10月15日までに提出するよう義務付ける」と通知した。

 トランプ大統領は2020年米大統領選挙の有力候補者であるジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領とその息子に関し、「政治的動機による調査」を行うようウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領に圧力をかけたとされており、この点が弾劾手続きの焦点となっている。委員長らは、このトランプ大統領の動きに関してジュリアーニ氏とその同僚3人が行った全通信の記録を提出するよう求めている。(c)AFP