【9月30日 AFP】ベルリン・マラソン(2019 Berlin Marathon)は29日、ドイツのベルリンで行われ、男子の部ではケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele、エチオピア)が、世界記録まであと2秒に迫る2時間1分41秒で自身2度目の優勝を果たした。

 38キロメートル地点で同胞のビルハヌ・レゲセ(Birhanu Legese)を追い抜きトップに躍り出たベケレは、前年大会でエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge、ケニア)が樹立した2時間1分39秒の世界記録を全速力で追った。

 ベケレは残り10キロ地点まで世界記録より1分以上遅いペースだったが、ラストスパートをかけると、2016年大会で記録した2時間3分3秒の自己ベストを更新した。レゲセは2位となり、3位にはシサイ・レマ(Sisay Lemma、エチオピア)が入った。

 女子の部では、アシェテ・ベケレ(Ashete Bekere、エチオピア)が、マレ・ディババ(Mare Dibaba、エチオピア)を7秒の僅差で抑え、2時間20分14秒で優勝。エチオピア勢の強さを印象付けた。(c)AFP