【9月30日 AFP】28日に行われたラグビーW杯(Rugby World Cup 2019)の日本戦で、まさかの敗戦を喫したアイルランドの司令塔ジョニー・セクストン(Johnny Sexton)が、プールステージでの黒星だったのは「不幸中の幸い」だったかもしれないと話した。

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 初戦のスコットランド戦で27-3の完勝にチームを導きながら、日本戦を太ももの負傷で欠場したセクストンは、チームが12-19で敗れ、プールAが混戦になるのをなすすべなく見つめるしかなかった。

 それでもセクストンは、前回イングランド大会と前々回のニュージーランド大会で、どちらもプールステージを突破しながら準々決勝で敗退したことと現状を比較しながら、自らを鼓舞するように、まだ巻き返しの機会は残っていると話した。

「僕がこれまで出場した2回のW杯では、楽だったとは言わないまでも、プールステージではすべてがうまくいっていた」「だけどその後の準々決勝がきのう(28日)のような日になった。きょう荷物をまとめる羽目になっていたかもしれない」「だから、今回はまだプールの戦いが残っていて、立て直す機会があって本当に良かった」

 アイルランドは残るロシア戦とサモア戦で十分な数のトライを奪って勝利すれば、自力で決勝トーナメント進出を決められる状況にある。セクストンはその点を指摘し、突破には「二つの大勝」が必要だと話しつつ「上に行くことができれば、僕らにもチャンスがあるとみんな思っている」と話した。(c)AFP/Julian GUYER