【9月29日 AFP】第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)は28日、男子50キロ競歩が行われ、鈴木雄介(Yusuke Suzuki)がこの種目では日本選手初となる世界陸上の金メダルを獲得した。

 うだるような暑さと湿度との闘いにもなったレースで、鈴木は4時間4分20秒を記録して優勝を飾った。

 2位に入ったジョアン・ビエイラ(Joao Vieira、ポルトガル)も、男子では大会史上最年長となる43歳でのメダル獲得という快挙を成し遂げた。ビエイラは「すごく良かったし、とてもうれしい」と話し、まだ引退するつもりはなく、2020年東京五輪にも出たいと続けた。

 また、銅メダルのエバン・ダンフィー(Evan Dunfee、カナダ)は28日が誕生日。レースは深夜11時半に始まったため、ダンフィーは28歳でスタートし、29歳でゴールしたことになった。

 女子50キロ競歩では、4時間23分26秒で優勝した梁瑞(Liang Rui)と李毛措(Li Maocuo)の中国勢がワンツーフィニッシュを果たした。エレオノーラ・アンナ・ジョルジ(Eleonora Anna Giorgi、イタリア)が銅メダルを獲得し、前回女王のイネス・エンリケス(Ines Henriques、ポルトガル)は途中棄権に終わった。(c)AFP/Pirate IRWIN