【9月29日 AFP】アフガニスタンで28日、厳しい警戒態勢の中、大統領選の投票が行われた。当局によると、今回の大統領選を「フェイク選挙」と呼んでいる同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)は、投票を妨害するため国内各地で68件の襲撃を実行し、兵士5人が死亡、民間人37人が負傷した。

 投票直後に発表された死傷者数としては以前の選挙よりも少ないが、アフガン当局は過去、投票当日に発表した控えめな死傷者数を後日増やしたことがある。

 登録した有権者は約960万人。有権者の間では、18年も戦争が続いているアフガンを一つにまとめ、低迷する経済を活性化させて国民の生活水準を上げ、治安状況を改善するのは誰が指導者になっても無理だろうとの考えが広がっている。

 アフガニスタン独立人権委員会(AIHRC)によると、投票率は低く、特に女性で低いとみられる。(c)AFP/Emal HAIDARY / Mushtaq MOJADDIDI