【9月29日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは28日、第7節の試合が行われ、首位リバプール(Liverpool FC)とマンチェスター・シティ(Manchester City)はともに苦しみながらも勝利。リバプールは開幕7連勝を達成し、シティもしっかりとその背中を追っている。

 先の時間帯にシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)とのアウェーゲームに臨んだリバプールは、ジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)の幸運なゴールによる1点を守り切り、開幕からの全勝を維持した。

 昨季は優勝に勝ち点1届かなかったリバプールだが、これで昨季から続くリーグ戦の連勝を16試合に伸ばし、1990年以来のリーグ優勝へ開幕ダッシュを続けている。ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、BTスポーツ(BT Sport)に対して「この試合を勝てたのは大きい。信じられないほどのビッグチャンスがいくつかあった」とコメントした。

 対するシティは、リバプールに離されてはならないという大きな重圧の中で、敵地グディソン・パーク(Goodison Park)でのエバートン(Everton)戦に臨むと、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が前半の中盤に先制点を決めたが、ドミニク・キャルバート・ルーウィン(Dominic Calvert-Lewin)に同点ゴールを許した。

 その後は両チームともに得点機があった中で、シティは71分にリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)が勝ち越しの直接FKを決めると、最後はラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)のダメ押し点も生まれ、リバプールとの勝ち点5差を維持した。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「ここではいつも難しい試合になる」「前半20分から25分くらいまでの試合の入りは素晴らしかったが、その後ギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)を捕まえられなくなった」「しかし後半は両サイドからチャンスをつくり、あのゴールではマフレズのクオリティーがものを言った」とコメントした。

 その他の会場では、このところ苦しんでいるトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が退場者を出しながらもサウサンプトン(Southampton FC)を2-1で下し、上位戦線に生き残った。

 チェルシー(Chelsea)も2-0でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に勝利。フランク・ランパード(Frank Lampard)新監督の下でのホーム初白星を挙げ、完封はチームにとっても自信のつく結果となった。(c)AFP/John WEAVER