【9月28日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は28日、プールAの試合が行われ、日本は福岡堅樹(Kenki Fukuoka)が決勝トライを決め、19-12で世界ランク2位のアイルランドから大金星を挙げた。これで日本は、準々決勝進出に大きく前進した。

 日本のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)は、「試合の前は慎重にならないといけない。傲慢(ごうまん)で、生意気などと思われたくないでしょう」と語り、この結果は意外ではないと示唆した。

 FW陣を称賛した指揮官はまた「自分たちのゲームプランと自分たちのやりたいことを強く信じていた。こちらはアイルランドがどれだけ良いチームで、どれだけ強いのかは分かっていた」と続けた。

「選手たちを誇りに思う。この試合については3年間考えてきた。アイルランドとすれば月曜日(23日)くらいからだっただろう。だから、アドバンテージはあると感じていた」

 一方でアイルランドのロリー・ベスト(Rory Best)主将は、過酷だった試合にも驚きはないと語った。

「完全にショックを受けている人がいるとすれば、それは相手がどれほど良かったのかを見ていない人だ」「こちらはペナルティー数が多かった。とはいえ、日本はとても素晴らしいプレーをした。彼ら(日本)に多くの疑問を投げ掛けられたが、残念ながらこちらは正しい答えを見つけられなかった」

 また、ジョー・シュミット(Joe Schmidt)ヘッドコーチ(HC)は、日本を過小評価していたとの見方を否定した。

「われわれにとっては厳しい敗北」「しかし、日本が試合で見せたエネルギー、インテンシティー、スキルを称賛したい」

「日本は私の見込んだ通りだった。自分が思っている通りだった。素晴らしい試合ができて、封じ込めるのは難しいのだ」 (c)AFP