【9月28日 AFP】ラグビーニュージーランド代表のPRジョー・ムーディー(Joe Moody)は27日、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で危険なタックルに厳しい目が向けられている中で、ハイタックルの「99.9パーセント」は偶然によるものだと主張した。

 元ニュージーランドのレスリング王者として強靱(きょうじん)な肉体を持つムーディーは、頭部への衝突は故意ではなく、「前もって考えられたものではない」とすると、「どんな選手であろうと、これまでフィールド上でハイタックルとかそうしたプレーを狙ったことはないはず。99.9パーセントは偶発的。凡ミスだ」との認識を示した。

 統括団体のワールドラグビー(World Rugby)が大会の1週目を終えて審判団の判定基準を批判すると、その後の試合ではイエローカードが提示されるケースが増加。26日には米国のFLジョン・キル(John Quill)がイングランドのオーウェン・ファレル(Owen Farrell)の肩にタックルし、今大会初のレッドカードとなった。

 この試合では、イングランドのピアーズ・フランシス(Piers Francis)が危険なタックルを審判に見過ごされていたが、その後懲罰委員会から呼び出しを受けている。

 さらにオーストラリアのWTBリース・ホッジ(Reece Hodge)に加え、サモアのCTBレイ・リーロー(Rey Lee-Lo)やHOモトゥ・マトゥウ(Motu Matu'u)らにもハイタックルで3試合の出場停止処分が科された。(c)AFP