【9月29日 Xinhua News】日用品を満載した42両編成のコンテナ専用貨物列車が25日、中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)フルンボイル市(Hulunbuir)が管轄する県級市、満洲里市(Manzhouli)の満洲里駅を出発し、ロシアのエカテリンブルク(Yekaterinburg)に向かった。中国鉄路ハルビン局集団によると、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」が2013年に運行を開始して以来、これが同駅を経由して出入境する5000本目の列車だという。

「一帯一路(Belt and Road)」構想の絶え間ない深化に伴い、中欧班列は中国とロシアの貿易を密接に結びつける紐帯(ちゅうたい)となった。満洲里駅を経由して出入境する中欧班列の路線は、現在では52を数える。

 輸出貨物には機電製品(注)や機械設備、日用品などの商品100種類以上が、輸入貨物には自動車・航空機部品や製材品、紙パルプなどの商品が含まれる。全面的かつ高品質な物流経路である欧州班列が、欧州とアジアの貿易における満洲里の役割を際立たせている。

 満洲里駅を経由して出入境する中欧班列は、今年上半期(1~6月)は520本と、前年同期の2.75倍に上った。このうち、出境した列車は273本、入境した列車は247本となっており、輸出入バランスの取れた輸送を実現している。(c)Xinhua News/AFPBB News