【9月26日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2019-20)は25日、3回戦が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はフットボールリーグ1(3部)のロッチデール(Rochdale AFC)と1-1で引き分け、迎えたPK戦を5-3で制してなんとか4回戦進出を決めた。

 ロッチデールをホームに迎えた不振のユナイテッドは、メイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)の得点で68分に先制するも、8分後には16歳のルーク・マセソン(Luke Matheson)にゴールを決められ、1-1で90分を終えた。

 敗退の恐れもあったユナイテッドだったが、PK戦では冷静さを保ち、GKセルヒオ・ロメロ(Sergio Romero)が相手の2人目のキックをストップすると、最後はダニエル・ジェームズ(Daniel James)がシュートを決め、勝ち上がりに成功した。

 ユナイテッドはリーグ1で17位に沈むロッチデールに敗れるという屈辱こそ免れたが、この日見せた低調なパフォーマンスは、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督のチームを鼓舞する能力にまたしても疑問を投げかけた。

 21日の試合でウェストハム(West Ham)に0-2で敗れ、6試合を終えたプレミアリーグでわずか2勝しか挙げられていないユナイテッドは、現在8位に甘んじている。

 スールシャール監督は、「1-0でリードすると、『行け、2点目を奪え』と思う。とても勉強になるね」とコメントした。「このクラブでは、自陣に引いて守ることはしないし、そのままで十分だとは考えない。それはここでわれわれが求めるものじゃない」

 他の試合では、若手主体のチェルシーがリーグ2(4部)に所属するグリムズビー・タウン(Grimsby Town FC)に7-1で大勝し、フランク・ランパード(Frank Lampard)監督はホームでの初白星を飾った。

 チェルシーはロス・バークリー(Ross Barkley)が大量点の口火を切ると、ミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)が2点を決め、さらにペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)、クル・ズマ(Kurt Zouma)、リース・ジェームズ(Reece James)にもゴールが生まれ、4月にアキレス腱(けん)をけがしたカラム・ハドソン・オドイ(Callum Hudson-Odoi)も復帰戦で得点を挙げた。

 また、ウェストハムはリーグ1のオックスフォード・ユナイテッド(Oxford United)に0-4で敗れ、まさかの敗退となった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS