【9月26日 AFP】19-20スペイン1部リーグは25日、第6節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はエデン・アザール(Eden Hazard)やギャレス・ベイル(Gareth Bale)らを温存しながらもオサスナ(CA Osasuna)を2-0で下し、首位に浮上した。

 28日にアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのダービーを控えるなど、21日間で7試合を戦うレアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)での一戦でアザールやベイルといった多くの主力に休養を与えた。

 36分、ここ数か月苦しんでいたビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)がゴールの隅にシュートを沈めると、喜びと安堵(あんど)が交錯したかのような涙を流した。

 19歳のビニシウスは昨年のこの時期に鮮烈なデビューを飾ったが、負傷し調子を落としたことで出場機会を減らした。そのため、控え組が中心となったこの試合は、自身が何者であるかを再び証明するチャンスだった。

 1年前にレアルで旋風を巻き起こしたのがビニシウスだとすれば、今そのときと同じ立場にいるのはロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)かもしれない。

 2018年にカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)から移籍が決まるも、今年の夏にチームに加わった18歳のロドリゴは、途中出場からわずか1分後にレアルでの初ゴールとなる鮮やかな追加点を決めて見事なデビューを飾った。

 両選手について「彼らのことをうれしく思う」と言及したジダン監督は、「私たちはときどき彼らの年齢を忘れてしまう。われわれが目にしたのは、ベルナベウでゴールすることに対する彼らの気持ち。ロドリゴのゴールに満足しているが、私はそのボールコントロールの方が気に入った」と続けた。

 また、同日の早い時間に行われた試合でマジョルカ(RCD Mallorca)と対戦したアトレティコは、途中出場したアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)がピッチに立った8分後に退場処分を受けた。

 すでにジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)とジョアン・フェリックス(Joao Felix)のゴールで2-0としていたアトレティコはそのまま試合を終えたが、本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)でのレアル戦にモラタは出場できない。(c)AFP/Thomas ALLNUTT