【9月26日 AFP】国際通貨基金(IMF)は25日、新たな専務理事にブルガリア出身のクリスタリナ・ゲオルギエバ(Kristalina Georgieva)世界銀行(World Bank)最高経営責任者(CEO)を正式に選出した。189か国が加盟するIMFの専務理事を女性が務めるのは、クリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)氏に続き2人目。

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 記者会見に臨んだゲオルギエバ氏は、「世界の経済成長は期待を裏切り続け、貿易面では根強い緊張が続き、債務高が歴史的な水準に達するという時代にIMFのかじを取ることは、大きな責任を伴う」と述べ、さらに「不平等や気候リスク、急速な技術変化などの問題にも対処せねばならない」と付け加えた。

 ゲオルギエバ氏は10月1日付でIMFの専務理事に就任する。前任者のラガルド氏は、年内に欧州中央銀行(ECB)の次期総裁に就く予定。(c)AFP/Douglas Gillison and Delphine TOUITOU