青い線で「呼吸」表現 参加型アートで環境への関心高める
このニュースをシェア
【9月26日 AFP】米ニューヨークのセントラルパーク(Central Park)に25日、巨大なキャンバスを使ったインスタレーションがお目見えした。環境への関心を高めるためデンマーク人アーティストのイェッペ・ハイン(Jeppe Hein)氏が設置したもので、訪れた人々に青いペンキで線を描いてもらい、人間に共通する「呼吸」を表現するという。
「Breathe With Me(一緒に呼吸して、の意)」と題されたこのインスタレーションは、先日の国連(UN)気候行動サミットに合わせて設置された。キャンバスの長さは約180メートルで、まずはハイン氏が自ら4本の線を描いた。
目的は「共に作品を作り上げることで、同じ空気を吸っているのだと認識してもらうこと」と話すハイン氏。「私たちは皆、つながっているということを知るべきです」と続けた。
展示は27日までで、現在、一般の人々が自由に参加できるようになっている。ハイン氏のスタッフらによると、キャンバスには3000~3500人ほどが線を描けるスペースがあるという。(c)AFP