【9月25日 AFP】ラグビーイングランド代表を率いるエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)が、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のチーム2試合目で当たる米国を「15人のドナルド・トランプ(Donald Trump)」と表現したことについて、当の米国代表の指揮官から困惑の声が上がっている。

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 エディーHCは初戦のトンガ戦に勝利した後の記者会見で、イングランド戦がチーム初戦となる米国が「試合開始から全開で来るだろう」「全力を振り絞ってくるはずだ」と話し、そのフルスロットルぶりを指すのに「15人のドナルド・トランプが出てくるような試合になるだろう」という表現を使った。

 この発言に対して、米国のギャリー・ゴールド(Gary Gold)HCは「彼が何を言いたかったのか、私にはまったくもって意味不明だ」と話している。

「われわれは目の前のプロセスに本気で集中しなければならないただのチーム。心配すべきは、フィールドで求められるプレーだけだ」「申し訳ないが、現段階のわれわれはそうした質問に答えられる、あるいはコメントできるようなラグビーチームではない」

「私にはどういう意味か分からない」

 会見でのエディーHCの奇抜な発言はこれだけではなく、北海道について「みなさんが思う以上にロシアに近い」という言葉も飛び出していた。

 イングランド対米国の試合は26日に神戸で行われる。(c)AFP