【9月25日 AFP】19-20スペイン1部リーグは24日、第6節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はけがから復帰したリオネル・メッシ(Lionel Messi)が負傷交代を強いられながらも、ホームでビジャレアル(Villarreal CF)に2-1で勝利した。

 左大腿(だいたい)部を痛めた様子のメッシは前半の途中に治療を受けたが、後半からはプレーを続けることができずウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)と交代した。

 メッシは8月上旬に被ったふくらはぎの負傷から回復したばかりであり、これが今季初先発だったことを考えると、今回の途中交代はバルセロナにとって大きな懸念になるだろう。

 バルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は試合後、落ち着いた様子で「内転筋に小さな問題がある。万が一に備え、リスクを冒さないことにした。それ以上のことはないと思うが、あす状態を見る」とコメントした。

 アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)とアルトゥール(Arthur Melo)の得点で勝利したバルセロナは、28日にヘタフェ(Getafe CF)とのアウェーゲームを控えており、その4日後には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でインテル(Inter Milan)をホームに迎える。

 バルセロナは前週末、昇格組のグラナダ(Granada CF)に0-2という屈辱的な黒星を喫しており、開幕5試合を終えての勝ち点7は1995年以降では最悪の成績となっていた。そのため、この日は特にバルベルデ監督を疑う声が上がる中での試合となったが、スコアが示すよりもはるかに説得力のある勝利を収めた。

 グリーズマンは「チームはまだ最高の状態には遠いが、試合をこなすごとにすべて良くなるだろう」とコメント。また、バルセロナへの適応については「(前に所属していたアトレティコ・マドリード<Atletico de Madrid>とは)別物。チームのプレースタイルもポジションも違う。挑戦になり、時間がかかるのは分かっていた」と語った。

「でもそれほど悪くないだろう? すでに3ゴールを挙げている。もちろんもっと良いプレーを見せられるが、懸命にプレーし続けなければならない」 (c)AFP/Thomas ALLNUTT