【10月14日 CNS】大手SNSの微博(ウェイボー、Weibo)によると、9月中旬、中国・湖南省(Hunan)の湖南科技学院(Hunan University of Science and Engineering)が学生に対して「全ての食品類の学内への持ち込みを禁止し、校門で学生の所持品を検査するため、バッグを開けてチェックをしている」との情報が拡散し、注目を浴びた。この直前には、同校の学生食堂の値上げについての情報もあった。

 学生2人によると、この少し前に新入生対象の説明会があり、「校外で外食ばかりすると健康に良くない。食品安全の問題もあるため、校外の飲食店の食べ物や果物、飲み物を校舎内や宿舎内に持ち込むことを一切禁止する」との通達があった。病気や特別な理由がある場合は、学生食堂の食べ物を宿舎に持ち帰ることは許されるという。

 広報担当部門の9月17日付の回答書によると、同校では2017年6月に多くの学生が外食による食中毒を起こしており、当時、外食の校内持ち込みを禁止する措置を取ったが、あまり効果はなかったという。このため、今年の下半期の新学期が始まる時点で、改めて厳格な改善策を実施した。

 ネット上で拡散した「カバンを開けて中身を検査」や「飲み物や果物の宿舎内持ち込み禁止」などについては、同校の警備部門で校門や宿舎の出入り口の監視カメラなどを調査した結果、こういった状況は発見できなかったとしている。学生工作部も「宿舎の管理者に所持品検査を行うよう求めたことはない」と取材に対して答えている。

 回答書によると、ネットで話題となった「学食の値上げ」は、2019年下期に新学期が始まる時点で、豚肉相場が高騰した影響で学生食堂の一部の店が無許可で値上げをしていたという。学校側は、事情を把握した後に厳罰に処したとしている。

 また、物価上昇により学生生活に影響が出ぬよう、学生食堂の値上げ防止として60万元(約920万円)を2019年下半期の補助金として支給する。現在、学食の価格は安定している。(c)CNS-澎湃新聞/JCM/AFPBB News