【9月24日 AFP】フランス・パリで22日、古代エジプトの少年王(ファラオ)ツタンカーメン(Tutankhamun)の展覧会「ツタンカーメン:黄金のファラオの宝物(Tutankhamun: Treasures of the Golden Pharaoh)」の来場者が142万人を突破し、仏展覧会史上、来場者数の最高記録を更新した。主催者が発表した。

 これまでの記録は、1967年にパリの美術館プティ・パレ(Petit Palais)で開かれ、「今世紀最大の展覧会」と言われた「ツタンカーメンとその時代(Tutankhamun and His Times)」の124万人だった。

「一世代に一度」と言われている今回の展覧会には、ツタンカーメンの墓から出土した宝物150余点が展示され、そのうちの60点は初めてエジプト国外に持ち出されたもの。エジプト考古省によると、ツタンカーメン関連の遺物がこれほど多くエジプトの首都カイロから持ち出されたのは初めて。

 今回の展示会は英ロンドンでも11月から開かれる。前回ツタンカーメンの同じ規模の展覧会がロンドンで開催された1972年には「ツタマニア(ツタンカーメン熱)」が巻き起こり、160万人が大英博物館(British Museum)を訪れた。

 映像は展覧会開幕時の資料映像、3月21日撮影。(c)AFP/Fiachra GIBBONS, Aurélie MAYEMBO