【9月24日 Xinhua News】中国チベット自治区のガリ地区・チベット中部送電網接続工事がこのほど着工した。世界一標高が高い場所での送変電工事で、完成後はガリ送電網の長期にわたる単独運営に終止符が打たれ、沿線地域の住民約38万人に対して安全で確実に電力を送ることが可能になる。

 今回の接続工事は平均標高4572メートル、最高標高5357メートルの地域で行われ、難度は極めて高い。シガツェ市サムドゥプツェ区多林の220キロボルト(kV)変電所から、ガリ地区ガル県バル(巴爾)の220kV変電所まで、同自治区の10県・区をまたぐ。投資総額は74億元(1元=約15円)、送電線の全長は1689キロ。2021年の稼動を目指す。(c)Xinhua News/AFPBB News