【9月23日 AFP】レイプ疑惑で米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の調査対象となったことを受け、所属するニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)から解雇されたWRアントニオ・ブラウン(Antonio Brown)が22日、今後NFLでプレーすることはないと述べた。

 ブラウンはこの日、ツイッター(Twitter)で「もうNFLではプレーしない」と断言し、球団がひとたび選手を解雇すれば、大型契約を結んでいても給与が支払われなくなるNFLの契約の形に不満を漏らした。

 ブラウンのツイートからは、シーズン開幕直前にブラウンを解雇したオークランド・レイダース(Oakland Raiders)からの保証金3000万ドル(約32億円)に加え、ペイトリオッツとの契約ボーナス900万ドル(約9億7000万円)について、NFLの選手協会(NFLPA)が何らかのアクションを起こす可能性が示唆されている。

 しかし米スポーツ専門チャンネルESPNによると、ブラウンを放出した後に、どちらの支払いも無効になっているという。

 同日には今シーズンの第3週の試合が行われ、ペイトリオッツは30-14でニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)に勝利し、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)などと共に開幕3連勝を飾っている。

 ペイトリオッツでは、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)が計306ヤードを獲得したほか、2タッチダウンパスを記録。ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)のドリュー・ブリーズ(Drew Brees)を抜き、通算タッチダウンパス数で歴代2位に躍り出ている。(c)AFP