【9月23日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2019)第14戦のアラゴンGPは22日、MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が快勝を収め、自身6回目の総合優勝まであと一歩に迫った。

 マルケスは41分57秒221をマークし、2位に入ったドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)に4秒836差、3位のアルマ・プラマック・レーシング(Alma Pramac Racing)のジャック・ミラー(Jack Miller、オーストラリア)に5秒430差をつけた。

 生まれ故郷のセルベラ(Cervera)から160キロメートルのところにあるコースで、マルケスは今季8勝目と大会4連覇を飾り、残り5戦でドビツィオーゾとの差を98ポイントとした。10番手スタートから2位に食い込んだドビツィオーゾは総合2位をキープしているものの、次戦タイGPの結果次第ではマルケスの年間タイトル獲得が決まる。

 またマルケスが今大会を優勝したことで、ドゥカティのダニロ・ペトルッチ(Danilo Petrucci、イタリア)、チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)、バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)のわずかに残っていた総合優勝の可能性も消滅した。(c)AFP