【9月24日 Xinhua News】環境保護に関する公益プロジェクト「アント・フォレスト」が19日、国連環境計画(UNEP)の「チャンピオン・オブ・ジ・アース(発想・行動部門)」を受賞した。

 アリババ傘下の金融関連会社、螞蟻金服(アント・フィナンシャル、Ant Financial)が運営するモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ、Alipay)」に2016年8月、環境保護に関する公益プラットフォーム「アント・フォレスト」が開設された。ユーザーは徒歩や地下鉄・バス・シェア自転車の利用、オンライン決済など環境に配慮した行動を取ることで、削減した二酸化炭素排出量を「グリーンエネルギー」のポイントに交換する。たまったポイントで本物の木を植樹するか相応の面積の土地を保護するかが選べる。 

 国連環境計画のインガー・アンダーセン事務局長は声明で「アント・フォレストのようなイニシアチブは、人類の聡明さと知恵を存分に引き出すとともに行動のイノベーションを引き起こし、より良い世界の創造を後押しする」と表明した。

「アント・フォレスト」は植林以外にも、貧困地域の就業支援も行っている。今年8月までに中国各地で40万人以上の雇用を創出している。(c)Xinhua News/AFPBB News