【9月23日 AFP】2015年から2019年までの5年間の世界の気温は、観測史上最高となる見通しだ。国連(UN)の世界気象機関(WMO)が22日、最新の報告書で明らかにした。急速に進む地球温暖化による気候関連災害を回避する取り組みで、世界が大きく後れを取っている様子が明らかになった。

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 23日には国連の気候サミットが開催され、60か国余りの首脳が参加する。アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長は、温室効果ガス排出量の削減目標を引き上げるよう各国に強く求めている。

 WMOは報告書で、2015年から2019年の世界の平均気温は観測史上で最も高くなると予想。この期間は「産業化以前(1850~1900年)を1.1度上回り、2011年から2015年の5年間を0.2度上回ると推定されている」と述べた。

 過去4年間はすでに、1850年の記録開始以降最も暑い期間となっていた。(c)AFP/Issam AHMED