【9月23日 AFP】イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は22日、緊張の高まる湾岸地域への米軍の増派を受けて、ペルシャ湾の外国部隊の存在を非難し、同国が「ホルムズ平和」案を国連(UN)に提案する考えを示した。

 ロウハニ師はイラン・イラク戦争を祝う大規模軍事パレードに出席し、外国部隊は地域や域内の人々に「問題と危険を引き起こす可能性がある」と指摘。「この複雑かつ重要な歴史的時期に、われわれが隣国に友好と友愛の手を差し伸べることを発表する」と述べた。

 イランのモハンマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相のツイッター(Twitter)によると、ロウハニ師は国連総会(UN General Assembly)で「ホルムズ平和」計画の詳細を発表する。ロウハニ師は、国連総会開幕前日の23日にニューヨークに向けて出発するとみられている。

 一方、マーク・エスパー(Mark Esper)米国防長官は20日、サウジアラビアの「要請」を受けて米国は同国に米軍を増派すると発表した。ただ援軍は「防衛的な性格」だとしている。(c)AFP/Amir Havasi