【9月22日 Xinhua News】中国の食や文化を通じて中日両国の交流促進を図るイベント「チャイナフェスティバル2019」が21、22日、東京都の代々木公園で開催された。

 フェスティバルは、在日本中国大使館とフェスティバル実行委員会が共同で主催。21日の開会式であいさつした中国の孔鉉佑(Kong Xuanyou)駐日大使は、フェスティバルは人々が中国と身近に接し、民間交流を行うためのものだと紹介。さまざまな展示やイベントを通じて中国の悠久の歴史を理解し、両国が長きにわたり受け継いできた伝統文化の絆を感じてほしいと語った。

 孔氏はまた、今年は新中国成立70周年に当たり、日本でも「令和時代」を迎えたと指摘。今年の「中日青少年交流推進年」を契機に、両国民が交流の中で理解を深め、友情を発展させ、中日関係に新たな活力とプラスのエネルギーを注入してほしいと述べた。

 実行委員会の最高顧問を務める福田康夫(Yasuo Fukuda)元首相も開会式に出席。文化交流は国と国との交流の基礎であるとあいさつし、いかにして交流を深めるかを考えるべきだとの考えを示した。

 フェスティバルでは、100を超えるブースで中国各地のグルメや物産、文化など多彩な内容を紹介。「激辛中華グランプリ」「日中友好スリッパ卓球大会」「パンダハウス」「日中青少年交流推進年 日中交流ブース」などの催しも開かれた。期間中には、両国著名芸能人がステージを披露し、湖北省(Hubei)や黒竜江省(Heilongjiang)から来日した芸術団が中国の地方色や民族色あふれる公演を行った。(c)Xinhua News/AFPBB News