【9月22日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は22日、プールBの試合が行われ、イタリアは47-22で格下のナミビアを下して白星発進を果たした。

 強い風と雨が時折吹き付ける花園ラグビー場(Hanazono Stadium)で、序盤もたついたイタリアだったが、最終的には破壊力の差を見せつけて7トライを奪い、ボーナスポイントを獲得した。しかし初の決勝トーナメント進出を目指し、10月4日の南アフリカ戦に照準を合わせているイタリアとすれば、この日の不安定な内容はスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)に強い警戒心を抱かせるようなものではなかった。

 それでもこの日は、36歳のセルジオ・パリッセ(Sergio Parisse)が同じイタリアのマウロ・ベルガマスコ(Mauro Bergamasco)氏、サモアの伝説的選手ブライアン・リマ(Brian Lima)氏に並ぶ史上最多タイ5回目のW杯出場を果たした。また代表141キャップは、アイルランドのブライアン・オドリスコル(Brian O'Driscoll)氏に並ぶ歴代2位の記録となった。

 一方、出場国の中では最も低い世界ランキング23位のナミビアも、最後まで気持ちの入ったプレーを見せた。ナミビアのディフェンスコーチは、もし自分たちが金星を飾るようなことがあればファンの前で即興のハカを披露すると約束しており、実際に絶好のスタートを切ったものの、最終的には地力の差が出た。(c)AFP