【9月22日 AFP】19-20イタリア・セリエAは21日、第4節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)とインテル(Inter Milan)のダービーはロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)のゴールなどでインテルが2-0の勝利を飾り、開幕から無傷の4連勝を達成して首位を守った。

 17日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のスラビア・プラハ(Slavia Prague)戦で、1-1のドローという不満の残る結果に終わり、勢いを取り戻したかったインテルは、0-0で前半を折り返した49分、マルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)のゴールで先制すると、78分にはルカクのリーグ4試合で3ゴール目となるヘディングシュートが決まり、ミランとの激しいダービーを制した。

 ルカクはアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督について、「26歳の選手として、彼のような毎日モチベーションを高めてくれる監督を必要としていたし、求めていた」「監督との絆はとても強い。選手を大きく成長させてくれる本当に良い監督だ」「ここに来て、このユニホームを着ることができて本当にうれしい」とコメントした。

 インテルはこれで、同日エラス・ベローナ(Hellas Verona)を2-1で退けたユベントス(Juventus)と勝ち点2差の首位を守っている。

 ミゲウ・ヴェローゾ(Miguel Veloso)に先制ゴールを許し、本拠地でビハインドを背負ったユベントスは、31分にアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)のセリエA初得点で同点に追いつくと、後半開始直後に得たPKをクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が決めて逆転に成功した。前節フィオレンティーナ(Fiorentina)戦、18日に行われたチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と公式戦2試合連続で引き分け中だったチームにとっては、3試合ぶりの勝利となった。

 またこの試合では、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)から1シーズンで復帰したクラブのレジェンド、ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)がゴールマウスを守り、パオロ・マルディーニ(Paolo Maldini)氏のイタリア記録に並ぶクラブゲームの公式戦902試合出場を達成した。

 ブッフォンはパルマ(Parma Calcio 1913)とユベントス、PSGにまたがるキャリアで記録を達成。一方のマルディーニ氏は、ミラン一筋を貫いてこの記録を樹立した。(c)AFP/Emmeline MOORE