【9月21日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)は20日、今季50号本塁打を放ったルーキーのピート・アロンソ(Pete Alonso)と、ナ・リーグで2年連続のサイ・ヤング賞(Cy Young Award)に向けて好投を続けるジェイコブ・デグロム(Jacob deGrom)の活躍で、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)を8-1で下し、プレーオフ進出に望みをつないだ。

 最初の3打席はノーヒットに終わっていたアロンソは、8回にレッズの中継ぎサル・ロマノ(Sal Romano)の外角の球を中堅スタンドにたたき込み、チームのリードを5-0と広げた。

 アロンソはこの一発が今季50本目の大台に乗り、マーク・マグワイア(Mark McGwire)氏を抜いて新人の年間最多本塁打記録で歴代2位に浮上。マグワイア氏は当時の年間最多本塁打記録を樹立した1998年に、ステロイドを使用していたことを認めて名誉を失墜している。

 デグロムは7回を投げてレッズ打線を相手に4安打、無四球、9奪三振の好投を披露。1点以下に抑えた試合はこれで今季15試合目となるが、そのうち勝利投手となったのはわずか8試合となっている。

 メッツは3連勝を記録して今季の通算成績を80勝73敗とし、ナ・リーグのワイルドカード争いで2位につけるミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)に3.5ゲーム差に迫っている。

 一方のレッズは、これで今季の通算成績が72勝82敗に後退し、6年連続でプレーオフ進出を逃すことになった。(c)AFP