【9月20日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は19日、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)を9-1で下して今季100勝目を記録し、2012年シーズン以来のア・リーグ東地区優勝を果たした。

 前日の敗戦で本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)でのタイトル獲得が1日延びたヤンキースは、ここ数試合は不安定な登板が続いていた田中将大(Masahiro Tanaka)が復調して堅実な投球を披露した。

 7回を投げた田中はコール・カルホーン(Kole Calhoun)に打たれたソロ本塁打が唯一の失点で、エンゼルス打線を4安打に抑えた上に、味方からも大量援護をもらった。

 ヤンキースは2回にDJ・ルメイユ(D.J. LeMahieu)の3点本塁打でリードした後も、攻撃の手を緩めなかった。ベテランのブレット・ガードナー(Brett Gardner)は、4回に放った今季26号ソロアーチを含めて3打点の活躍を見せた。

 ガードナーの一発はヤンキースにとってMLB歴代1位となるシーズン290本目のホームランとなり、今季のミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)が記録した289本を更新した。

 ヤンキースのアーロン・ブーン(Aaron Boone)監督は、指揮官として初の地区優勝を成し遂げたほか、通算200勝目もマーク。就任後の2シーズンでいずれも100勝以上を記録したMLB史上初の監督となった。(c)AFP