【9月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で活躍したFWディミタール・ベルバトフ(Dimitar Berbatov)が19日、現役引退を発表した。

 1年以上にわたり無所属の状態が続いていたベルバトフは、インスタグラム(Instagram)に投稿した長文のメッセージの中で「どんな形であれサッカー界には残るつもりだから、『終わり』ではないが、約20年にわたる『現役』サッカー選手としての生活に終止符を打つときが来た!」と記した。

 父親もプレーした母国ブルガリアのCSKAソフィア(CSKA Sofia)でデビューを飾ったベルバトフは、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)を経てスパーズ(Spurs、トッテナムの愛称)に移籍。

 3070万ポンド(約41億5000万円)の移籍金で加入したユナイテッドでは4年を過ごし、2度のリーグ優勝を経験したほか、2010-11シーズンにはカルロス・テベス(Carlos Tevez)と得点王のタイトルを分け合った。

 その後、フラム(Fulham)やフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)に所属したベルバトフだったが、ギリシャ1部リーグのPAOK FCやインディアン・スーパーリーグ(ISL)のケーララ・ブラスターズ(Kerala Blasters)では思ったような結果を残せなかった。

 ベルバトフはブルガリア代表でも48得点をマークしており、フリスト・ボネフ(Hristo Bonev)氏と並ぶ同チームの最多得点記録を保持している。(c)AFP