【9月19日 AFP】(更新)今週行われたイスラエル総選挙の結果、長期にわたり保持してきた政権を失う恐れが出ているベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は19日、野党指導者のベニー・ガンツ(Benny Gantz)元軍参謀総長に対し、連立政権の樹立を呼び掛けた。これに対しガンツ氏は、連立政権では自らが首相になるべきだと主張。両者は対立している。

 ネタニヤフ首相は動画メッセージで、右派による連立政権の形成が望ましいものの、選挙結果からはそれが不可能であることが示されていると説明。ガンツ氏に対し、「きょうにも広範な統一政権の樹立を」と促した。

 中道野党連合「青と白(Blue and White)」を率いるガンツ氏は、17日の投票終了後、幾度かにわたり統一政権の樹立を呼び掛けてきた。ただガンツ氏は19日午後、これまでの開票結果では「青と白」の獲得議席が与党リクード(Likud)を2席上回っていることを指摘し、統一政権では自らが首相に就任するべきだと主張した。(c)AFP