【9月19日 AFP】米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は18日、米国の顧客向けに現金払いサービス「アマゾン・ペイコード(Amazon PayCode)」を展開すると発表した。このサービスはすでに、19の国や地域で利用されている。

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「アマゾン・ペイコード」は、国際送金サービス大手のウエスタンユニオン(Western Union)と提携。アマゾンの発表によれば、顧客は米国内に1万5000軒あるウエスタンユニオンの店舗で、追加料金なしに現金で購入品の支払いを済ませることができるという。

 アマゾンの決済担当責任者、ベン・ボルク(Ben Volk)氏は、「われわれは顧客の利益になるように購買体験の向上を絶えず行っており、米国の顧客に対してアマゾン・ペイコードを展開できることに満足している」と述べた。

 世界的には「キャッシュレス」や顔認証などの新技術を使った決済方法に移行する傾向が強まっているが、現金離れは銀行制度を利用していない人の弊害となるだけでなく、顧客のプライバシーを損ねる恐れがあるとの指摘が上がっている。

 アマゾンはサンフランシスコ連邦準備銀行(Federal Reserve Bank of San Francisco)の統計を引用して、昨年米国内で行われた支払いの77%が対面によるもので、うち39%が現金払いだったと述べた。(c)AFP