【9月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、サウジアラビアが石油関連施設に攻撃を受けたことへの対応について、イランへの軍事攻撃に加えて「多くの選択肢」があると述べた。また、新たな対イラン制裁の詳細を48時間以内に公表すると明らかにした。

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 トランプ氏は、米国によるイラン攻撃の可能性を尋ねた記者らに対し、「多くの選択肢がある。究極の選択もあれば、それよりもずっと控えめな選択もある」と回答。「究極の選択」という言葉は「戦争」を意味すると補足した。

 さらに同氏は、イランに新たな制裁を科すと先に発表していたことについて、「48時間以内」に詳細を明らかにすると述べた。

 トランプ氏はこれまで、より攻撃的な対応を求める共和党内の声に抵抗しているかのような姿勢を示してきた。今回も、中東での紛争に直接立ち入りたくない考えを改めて表明。イラクなどでの紛争について、「あれは結局どうなった?」と問い掛けた。

 サウジアラビアは石油施設攻撃の責任がイランにあるとしているが、イラン側はこれを否定。米当局はサウジ側を支持する姿勢を示しているものの、トランプ氏は公の場でサウジの主張を全面的に支持する発言をしていない。同氏は「われわれはすでに真相を十分に把握している」と述べるにとどめ、詳細は明らかにしなかった。(c)AFP