【9月18日 CNS】北京市・外事弁公室の高志勇(Gao Zhiyong)副主任は12日に催された「中国建国70周年記者会見——対外開放編」で、外国人材の育成について、教育のレベルを強化することを発表した。また、現時点で4000人以上が中国の永住権を取得しているという。

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 北京市は、外国人育成の面で、外国人留学生が北京で起業するためプロジェクト「藤蔓計画」を実行している。現時点で、外国人留学生9000人と中外企業500社が参加し、外国人学生1200人に実習の機会を与えてきた。

 また、北京市は、望京(Wangjing)、中関村(Zhongguancun)科学城、未来科学城、新首鋼など8つの国際的人材エリアの建設を進めている。国際学校の配置を改善し、「北京留学」を価値あるブランドとして打ち出し、外国人を対象とする教育レベルを強化するとしている。

 さらに「海外に類する環境」をつくるべく、力を入れている。外国人材の導入に関する「直通車」方式をつくり、外国人に対する就業許可手続きを簡便にするなど、中国の永住許可を取得した外国人は増加中だ。現時点で、4000人を超える優秀な外国人が中国での永住権を取得している。

 一層の開放とより高い質的発展のため、北京市は影響力のある国際機構や優秀な海外からの人材を歓迎しており、在京の国際組織と外国人の数は年々増加している。2018年末の時点で、北京市の海外機構数は3万7000か所、常住の外国人は14万2000人に上る。(c)CNS/JCM/AFPBB News