【9月18日 AFP】英ロンドンで17日に閉幕したロンドン・ファッションウィーク(London Fashion Week)。今年、最も意表を突いた作品の一つが、イングランド南西部にあるチャールズ皇太子(Prince Charles)の別荘「ハイグローブハウス(Highgrove House)」に生えていたイラクサを素材として使用したドレスだ。

 環境に優しい一風変わったこのドレスは、エコロジーに熱心な同皇太子と、持続可能なファッションの草分け的ブランド「VIN + OMI」との思いがけないコラボレーションによって誕生した。

 VIN + OMIの2人組デザイナーは昨年、チャールズ皇太子に会った際、イラクサやホースラディッシュなどの草花をファッションに取り入れる試みについて話した。すると、皇太子から「イラクサならハイグローブ(ハウス)にたくさん生えていますよ。摘みに来たらどうですか?」と言われたという。

 数千本のイラクサを使って制作した、ウールそっくりのエレガントなベージュのコートといった作品がステージを飾った。(c)AFP/Pauline FROISSART