【9月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は17日、グループE第1節が各地で行われ、レッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)は6-2でKRCヘンク(KRC Genk)に大勝した。ザルツブルクでは、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が大会史上3番目の若さでハットトリックを達成している。

 ハーランドは開始わずか2分でチームの先制点を記録すると、34分にはカウンターから2点を奪取。その後、両チーム1点ずつを決めて迎えた前半45分にハットトリックを達成した。

 19歳と58日でのハットトリックは、チャンピオンズリーグではレアル・マドリード(Real Madrid)のラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)の18歳と113日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)の18歳と340日に次ぐ3番目の記録となった。また、大会初出場での3得点も、2004年のフェネルバフチェ(Fenerbahce)戦でハットトリックを決めたルーニー以来の快挙となった。

 ハーランドはイングランドのリーズ・ユナイテッド(Leeds United)やマンチェスター・シティ(Manchester City)でプレーしたアルフ・インゲ・ハーランド(Alf-Inge Haaland)氏を父に持つ選手で、これで今季は公式戦9試合で17ゴールと驚異的なペースで得点を重ねている。ノルウェー代表としても、5月に行われたU-20W杯ポーランド大会(U-20 World Cup 2019)のホンジュラス戦で1試合9ゴールをたたき出し、すでにフル代表デビューを飾っている。

 ハーランドのハットトリックの直後にも、ハンガリーの18歳ドミニク・ショボスライ(Dominik Szoboszlai)がネットを揺らし、5-1で大量ゴールが生まれた前半を終えたザルツブルクは、後半7分に相手に1点を返されたものの、アンドレアス・ウルマー(Andreas Ulmer)が6点目を決め、忘れられない試合を締めくくった。

 グループのもう1試合では、前回王者リバプール(Liverpool FC)が0-2でナポリ(SSC Napoli)に敗れ、ザルツブルクはナポリを上回ってグループE首位発進を果たしている。(c)AFP