【9月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は17日、グループH第1節が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)はバレンシア(Valencia CF)に0-1で敗れた。

 ホームのチェルシーはボールポゼッションで相手を圧倒したが、新星メイソン・マウント(Mason Mount)が早々に負傷交代すると決定力を欠き、74分にはバレンシアのロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)にゴールを決められた。

 チェルシーは少なくとも勝ち点1を手にできたはずだったが、終盤に得たPKをロス・バークリー(Ross Barkley)がバーの上に外し、バレンシアに勝ち点3を献上する結果となった。

 チェルシーを率いるフランク・ランパード(Frank Lampard)監督は、チャンピオンズリーグの舞台で「厳しいレッスン」を受けたと振り返った。

「(黒星以上の結果に値したというのは)疑うまでもない。おそらくは勝利に値したし、少なくとも引き分けに相当する内容だった。枠内シュートは1本しか許さなかった」

「チャンピオンズリーグでの厳しいレッスンだ。非常に良いパフォーマンスを披露できたが、試合には敗れた」「幸いにも状況を好転させるのにまだ5試合ある」

 バレンシアは先週、就任後の2シーズンでチームを連続でリーグ戦のトップ4に導き、昨季は国王杯(Copa del Rey 2018-19)のタイトルをもたらしたマルセリーノ・ガルシア・トラル(Marcelino Garcia Toral)前監督を解任。この交代劇は悪評を買っており、そうした混乱の中でチームはこの日のチェルシー戦を迎えた。

 バレンシアはアルベルト・セラーデス(Albert Celades)新監督にとっての初陣となった14日のFCバルセロナ(FC Barcelona)戦で2-5と大敗していたが、壮観ではなかったもののチェルシーを破るには十分堅実なパフォーマンスを披露し、立ち直りをみせた。

 セラーデス監督は「勝利を手にすることができてうれしい。このスタジアムでこの結果を残すのはとても難しい」とコメントした。(c)AFP/Kieran CANNING