【9月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は17日、グループE第1節が各地で行われ、前回王者リバプール(Liverpool FC)は0-2でナポリ(SSC Napoli)に敗れ、黒星スタートとなった。1失点目の微妙なPKの判定について、リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、PKでないのは「明々白々」だと話している。

 リバプールは82分、ホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)が倒れて得たPKをドリース・メルテンス(Dries Mertens)に決められて先制を許すと、アディショナルタイムにはフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)にとどめの2点目を決められた。

 カジェホンは簡単に倒れたように見えたが、これについてクロップ監督は、BTスポーツ(BT Sport)に「PKではないと思う」「私に言えるのは、PKでないのは明々白々ということ。カジェホンは接触がある前にジャンプした。それは間違いない」とコメントした。

 前回王者としては、1994年のACミラン(AC Milan)以来となる開幕戦黒星を喫したリバプールだが、モハメド・サラー(Mohamed Salah)、サディオ・マネ(Sadio Mane)、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)の3トップがそれぞれ決定機を逃したことも響いた。

 クロップ監督も「チャンスがあっただけに痛い」「カウンター合戦のようなオープンな試合で、われわれとしては決めきれなかったのが問題だ」と話している。

「押している瞬間もあったが、最終的にはチャンスの数が足りなかった。判断ミスもあったし、結果を受け入れなければいけない」「最後のところがうまくいかない場面が非常に多かった」

 リバプールは週末のリーグ戦でチェルシー(Chelsea)とのアウェーゲームが待っており、難しい戦いが続く。チャンピオンズリーグの次節は10月2日、この日KRCヘンク(KRC Genk)に6-2で大勝したレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)をホームに迎える。(c)AFP